読書と映画の記録

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希代の詐欺師の人生の物語 - キャッチ・ミー・イフ・ユーキャンを見ました

何かの本でタイトルを見かけて印象に残ってていつか見ようってずっと思ってたんですがやっと見ました。

タイトルしか知らなかったので『つかまえてごらんなさ~い』って感じのラブなやつだと思ってたんですが、タイトルの通り主人公は詐欺師なので『捕まえられるものなら捕まえてみろ』という感じの話です。

 

 

記事タイトルの通り、主人公は希代の詐欺師。

主人公は親の離婚をキッカケに家出し、そこから詐欺・小切手偽造をする人生を始める。それを追いかけるFBI、というのがざっくりとしたストーリー。

実話ベースになってて、主人公の自伝を元に作品にしてるみたいです。なので最後には捕まるのですが、詐欺師なので捕まるまでにハラハラするシーンが何度もあって手に汗握れます。

離婚した両親との関係、FBIとの関係も彼の詐欺師人生にいい感じに人間っぽさを加えてて、そこがグっと心にクるポイントになってます。2002年の映画なので偽造方法とかにはちょっと古さを感じるのですが、心にクるポイントは今も変わらないポイントなので、ぜひ。

 

--- 以下ネタバレ感想 ---

 

 

 

主人公は親の離婚をキッカケに家出するんですが、そこの話がとてもつらいでな。

どちらを親にするか自分で選ばされるんですよ、16歳だよ16歳。なので選びきれずに家出し、親が渡してくれた小切手(不渡り)をどうにか使おうとして詐欺をはじめる。父親が人をいいくるめるのが得意なタイプだったこともあって、それを見てた息子も人を上手に上手く言いくるめるのが得意。

そこから偽造を覚え、『お金さえあれば、両親は元に戻る』と信じて、小切手を使った詐欺を覚えていくわけです。16歳だものな。

理由があれば犯罪をしていいわけではないけれど、でもやっぱり同情してしまうよね…。

 

その主人公の生い立ちがこの物語を心にクるものにしてる。主人公はずっと『お金さえあれば両親は元に戻る』と思っているのだけど、最後に主人公が捕まる時、父は事故で死んだと告げられる。そのあと、母の家に行くも、母はすでに新しい家庭を持っている。もうもとにはもどらない。つらい。それが主人公がおとなしく捕まった理由のひとつで、最後に逃げ出さなかった理由のひとつなのかもしれない。

 

主人公は途中でFBIの人の電話番号を手に入れていて、クリスマスのたびに電話をかけている。そこでFBIは『お前、俺以外に電話する相手いないんだろう』っていう。これは本当にその通りで、嘘の人生を歩んできた主人公には、友達とかいないんだよね。親とも離れているし。母は早々に再婚してしまっているし。

 

主人公は最後につかまって、接見にきたFBIの人が見せた偽造小切手を見てすぐに犯人像を絞り込んだことから、FBIに協力することを条件として出所を許可される。そして最後の最後、字幕で『主人公とFBIはずっと友人だった』旨があって、ほんと、これはほんとよかったあああと思った。これだけで本当に見た後の気分が良い。本当よかったー!

 

母が離婚の前におこづかいをあげてたり、息子が小切手偽造したことを聞いてお金を渡そうとしたり、離婚する前から、離婚して再婚した後も、息子に対する情は一定あったように思うんですよね。なので彼は家出せず、母についてくなり、父についていくなりする人生もあった。彼の両親は彼のことをずっと気にかけていたように思うし、彼は愛されていなかったわけではなかったから、なおさら、『もっと違う道が選べた可能性もあったのに…』と思ってしまったんですよね…最終的にFBIが友人になってくれて本当によかった。

 

ちなみに実際の自伝についてはWikipediaにざっくりした話が書いてあったので気になる人は1度読むと面白いかも。

 

フランク・アバグネイル - Wikipedia

 

おわりノシ