読書と映画の記録

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『きっと、またあえる』をみました

『きっと、またあえる』を見ました。

ちょっとしんみりして終わる映画が続いたので、インド映画ならちゃんと気持ちよく終わってくれるはずだ…!と信じて視聴を開始。大当たりでした。激推しするような何かがあるわけではないですが、良い週末で終わりたい時にオススメの映画です。

 

ストーリーとしては『受験に落ちて超落ち込んでる息子を、両親とその友人たちが慰める話』なのですが、大学生活・友情・家族愛がちょうどいい感じにミックスされています。

きっと、またあえる(字幕版)

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続きはネタバレ感想。

 

 

インドの東工大ポジションの大学の両親を持つ息子。自分も両親のように…と、インドの東工大を受験しますが、なんということでしょう、あっさり落ちてしまいます。再確認するもやっぱり落ちています。絶望する息子。

 

両親は仲たがいをしているようで、別居しています。

一緒に暮らしていながらなんで息子をちゃんと見てなかったの!私がちゃんと一緒に暮らしていれば…と父と自分自身を責める母。

自分は負け犬だ、生きている意味がない、と嘆く息子に、父は『学生時代、自分が負け犬と呼ばれていた頃』の話をします。母はそんなの慰めにならないわよ、と言いますが、息子の傍に居たい一心で、一緒に話を聞きます。そして母の『彼は元気かしらね』という一言で、父は友人を呼ぶことを思いつきます。

 

父の話が進むごとに、集結する友人たち。

彼らはヒーローではありません。ただ、『短所もあるけど、長所もあるし、努力を諦めなかった人たち』です。

父は語ります。『負け犬と呼ばれることに甘んじたら、本当に負け犬になってしまう。努力しているうちは、負け犬にはならない』のだと。

 

最終的に息子は立ち直って再びあゆみ始めます。

 

父の大学生活の話だけでも充分映画になるレベルで面白いのですが、そこに息子の受験失敗と家族愛、母と別居してる理由と和解が含まれることによっていい感じに要素がミックスされていい映画度が上がってる気がします。こういうミックスは結構難しいと思うんですが、この映画は本当にちょうどいい塩梅でミックスされています。

 

あと個人的に好きなのは父の友人たちの成長。特にマミーと呼ばれるマザコン男の変わりように関しては本当にいいぞ~!!と思うものがあります。お弁当の玉子くらい重要ポジションの男です彼は。地味にすごい好きなのが、マミーの父が寮に訪問してきた時、息子の部屋に酒とエロ本と煙草があふれてることについて、マミーの友人たちに『よくやってくれた!!!』と言うところです。なんかもうよっぽどマミーがナヨナヨマザコンなことに悩んでたんだろうな、と…。

 

最後の結末もいい塩梅で、インド映画はこう『良い話』と『現実ってこうだよね』のあたりをとるのがすごいうまいなと思います。最高花丸ハッピーエンドじゃなくて、ちょっとほろ苦いハッピーエンド。現実に近い物語はこのくらいのほろ苦いハッピーエンドがちょうどよくて私は好きです。

 

というわけで週末の映画に安心しておすすめできる一作です!