妻に先立たれた孤独な老人、オーヴェ。
職も失い、首を吊ることを決意するが、にぎやかな隣人が引っ越してきて、首を吊る機会を逃してしまう。
にぎやかな隣人に巻き込まれ、首を吊る機会を逃し続ける彼。隣人一家とのつながりもでき、ひとりぼっちでは、なくなっていく。
スウェーデンの映画で、北欧の映画らしい、ちょっとくもり空にしんみりと続いていく映画。ジャンルにコメディが入っているサイトもあるのですが、日本人が想像するコメディとはちょっと感覚が違う感じがします。
原作は小説なのもあってか、話がしっかり骨太でいい感じです。
老人は結構偏屈なのですが、引っ越してきた隣人一家の女性はイラン人なこともあるのか、あんまり気にせず。そんな女性に影響されるように、近所の人たちも彼を頼るようになります。
おじいちゃん、ひとりじゃなくなったね、とほっとする人、きっと多いはず。
休日の昼下がりにおすすめの映画です。
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