読書と映画の記録

読書と映画の記録です

ちょうどいい甘さの男女が楽しめる!神木啓さんの2作品を読みました

KindleUnlimitedで表紙でピンときたので読んでみました

 

ダンジョン・マリッジ・インタビュー

魔法が得意でちょっと勝気な王宮魔術師リーリエと、獣人の王宮騎士ノルベルトがダンジョンでお見合いする話。

ダンジョンでお見合いはこの世界ではメジャーなイベントで、リーリエも既に何度かやているが、勝気な性格が災いして失敗続き…。ノルベルトは獣人はこの世界ではあんまりよい扱いをされてないようで、ちょっぴり自信なさげ。

そんな2人がダンジョンを一緒に超えることであれやこれやする話。

 

恋愛モノなので甘いのだが、甘すぎず、いい感じに見守ることができる二人。最後には主人公ちゃんの両親の話も出てきて、こちらもよい甘さ。

食べ物でいうと『口の中にいれた時は普通なんだけど、舌の上で溶けた時に、しっかりコクのある甘味がくる』感じ。一冊通して、最高にちょうどいい甘さでございました。

 

 

恋と田舎とクマ注意

こちらも同じ作者さんの作品で、Unlimited対象になっていただったのでそのまま読んでみた。

表紙で明るい笑顔を振りまいてる素直じゃない神様と、神社にお参りする青年の話をはじめとした6編 + 1。どれもコンビがでてくるのだが、この作者さんのコンビは性格的にも技能的にもお互いがお互いをいい感じに補いあっていてとても好き。男女両方にかわいい面とかっこいい面を備えてるので、それがすごいバランスの良い美味しさになってる。好き。

私の推しはSFっぽい世界観の『メタトロン移民局』。は滅びゆく星から移民を促す主人公コンビの話なのだが、サイドキャラクターのよっちゃんがとてもかわいい。よっちゃんについてはぜひ本編読んでほしいが、SFの世界観の良さをいい感じに活かした良いお話である。好き。