読書と映画の記録

読書と映画の記録です

湿地に住まう貧しい女は、本当に殺人犯なのか?それとも世間の印象による冤罪か?

話は裁判シーンからはじまる。

湿地でひとり死んでいた、裕福な青年、チェイス。湿地にひとり住む女、カイアに彼の殺害容疑がかけられる。湿地にひとり住む彼女は『湿地の娘』と呼ばれ、気味悪がられている。陪審員も彼女を気味悪がる人たちになる。

彼女は、なぜ、こうなったのか。話は過去に、遡る。

 

という感じの話。

元は小説らしく、ストーリー構成は見終わった後に『満点!!!』って言いたくなるようなストーリーです。が、ストーリーが良いだけでなく、映像も美しい。

映像するにあたって『せっかく映像化するならば、小説とは違う魅力をだしたい』と製作者が思ったのだろう、と思える映像の良さです。

 

舞台はノースカロライナの湿地帯。

主人公のカイアは成長後、湿地の生き物たちについての美しい挿絵が入った本を出版することになるのですが、彼女の絵も美しければ、映画の中の湿地の風景・動物も美しいです。私はあまり虫は好きではないのですが、この作品の虫は『きれいだ』と素直に思えるくらい綺麗でした。

 

Amazon prime videoのジャンルは『サスペンス』『ロマンス』。

カイアは本当に犯人なのか?それとも、カイアを気味悪がる町の人たちに罪を被せられているのか?事件の真相は何なのか?ぜひ、湿地の綺麗な自然と、事件の真相をお楽しみください。

 

 

 

 

この結末、本当好きです。

 

カイアはかなり結構テンプレな『かわいそうな子』として描かれるんですよね。彼女を助けようとする人も少しいますが、基本は町の人は彼女と『関わりたくない』という姿勢を見せます。たまのやさしさも、下心だったり…………。

 

それでも / それだからこそ、自立しようとする彼女。彼女の自立を邪魔する外野。

ムキー!となりつつ、最後には『カイアかわいそう』から『がんばれカイア!』と、見てる側の心情も変わってきます。

 

『こんながんばってるカイアなのに、町の人からの偏見で犯人にされちゃいそう!かわいそう!』

 

って思ってる頃に判決がくるんですよね。

判決の後も、ちょっとお話は続くんです。判決の後の続くお話が、蛇足じゃなくて、あ、これ好き!に変わる瞬間なんです。とても好き。

 

あと先にも書いたのですがカイアの書く絵や、湿地の映像は本当綺麗です。

最初はカイアが湿地の娘って言われてたので、マイクラの湿地バイオームみたいな薄暗くて水も緑な森を想像してたんですが、水は確かに緑ですが、森は地面が濃い緑でもないし、水のあるあたりは開けてるので日の光が反射して綺麗です。

確かに暮らすにはちょっと湿度高そうで微妙な土地ですが。

 

結末がね、カイアが『湿地の娘』であることを生かしてていいんですよね。

 

湿地の娘、カイアの運命は如何に。ぜひみて欲しい映画です。
登場人物、結構唐突に脱ぎはじめるので一緒に見る相手にはちょっと注意かもです。