読書と映画の記録

読書と映画の記録です

アフリカン・カンフー・ナチス

悲しい映画を見たので次は面白い映画を見ようと思って選んだのですが、ちょっと面白いというか冷静にツッコミまくりたくなる映画でした。笑える感じではないです。

 

ストーリーは『ヒトラー東条英機が実はガーナで生きていて、なんか横暴してる』みたいな感じです。そこからまずツッコミどころが多いんですが、ガーナ人の字幕が全部関西弁だったり、謎のツッコミどころだらけです。

 

 

以下ネタバレ感想。

 

ガーナ人の字幕はなんで関西弁なんでしょうね。そんなに訛りのある英語ではないと感じるのですが…。

 

ストーリー自体は『20年前の王道のジャンプ漫画』みたいな感じです。『師匠の敵をとるために色んな人のところで修行をして悪をぶちのめす』というシンプルな展開です。ガーナ人の演技の上手さもあって、ストーリーにはあんまり違和感はありません。主人公はバンドマンでもあるようなのですが、普通に演技が上手ですね。師範たちも個性があって面白いなと思います。

 

あとガーナの人たちの肉体美が良いですね。スリムで筋肉のついた身体で、カンフーという題材にはちょうどいい感じです。ただ肝心のカンフーがちょっと謎というか、主人公の流派は蛇のポーズなのですが、私は蛇ポーズがギャグっぽく見えちゃうんですよね…。

 

ちょっとCGが上手でなかったり、『あれなんか傷ふさがってきてないです?』みたいな特殊メイクの甘さとかはあるんですが、全体的にガーナ人の演技が上手いで許せる気がします。

 

あと東条英機がちょっと面白日本人って感じなのですが、監督の友人だそうです。監督はヒトラー役。役者の背景にすらツッコミどころがあるんですが、映画としては普通に面白かったというか、ストーリーとしてはうん、よかったよかった!で終われて良い映画でした。

 

人におすすめするほどではないですが、他の人の感想もちょっと聞いてみたいな、と思う映画でした。